こんにちは、節約ライダーシュージです。
去年の3月に2019年モデルのNinja1000を納車し、例年通り1年1万キロ超のペースでガンガン乗っております。
(今年はコロナ自粛の影響で少し落ちてますが…)

僕は割とバイクをヘビーユースする方で、このNinja1000も例にもれず割と使い倒してきました。
これまでにエリミネーター(250アメリカン)に始まりR1、KLXと色々なバイクを乗り継いで来ましたが、このNinja1000ははっきり言って超万能のスーパーバイクです。今までで一番気に入っています。
なので、これらの経験を元に今までに感じたNinja1000の魅力やインプレ、そして悪い点も含め余すところなく本気のレビューを書きたいと思います。
かなり本気なのでレビュー項目も多いですが、これから買うor購入を検討している方の参考になれば幸いです!
Kawasakiが生んだ万能戦闘機、Ninja1000はココがすごい!
まずは取り回し性能。
まずは誰もが気になるであろう取り回し性能、リッターツアラーの中ではかなりいい方だと思います。

ハンドルの高さがちょうどいいので押し引きし易く、重心が低い位置にまとまっているので実際のスペック(約240キロ)程の重さは感じません。
僕は身長165センチとやや小柄の為、両足を着こうとすると土踏まずの少し上くらいまでしか足が着きません。
それでもフルパニアで荷物を満載にしても不安を感じさせない安定感がこのNinja1000にはあります。
もちろん初めての大型バイクだったりと、不慣れな場合にはちょっと重く感じるとは思いますが、同クラスのバイクの中では間違いなく扱いやすい部類に入ると思います。
ロングツーリングが快適すぎる。
このNinja1000の最大の強みがロングツーリング性能です。
コンセプトであるスポーツツアラーという位置付けにふさわしい超快適バイクです。

具体的にいうとまずポジション。
セパハンなのに前傾姿勢になりすぎず、ちょうどいい姿勢で座れるので丸1日走っていてもほとんど体が辛くなりません。
実際、以前長期休みで九州へ行くために朝の3時に起きて13時間ぶっ通しで走りましたが、それだけ乗ってもお尻や手が痛くなるという事はありませんでした。
僕は以前レンタルバイクでZX-14Rで2泊3日ツーリングなどにも行ったことがあるのですが、ちょろっと高速を流すだけなら14Rも楽しいものの、2~3時間だらだらと巡行するならNinja1000の方が快適です。
フルカウルのセパハンというスポーティなデザインで、ここまで長距離ツーリングに適したバイクは正直他にはないと思います。
セパハンなのに小回りが利いて峠も速い。
これだけロンツーが快適なのに、峠で走らせても速いです。
ハンドルこそセパハンなものの、割とネイキッドに近い姿勢なのでタイトなコーナーでも車体をコントロールしやすく、狭い峠なんかではリッターSSより速く走れるかもしれません。
実際に昔から一緒に走っている友人たちからは「R1に乗ってた時より速いね」とよく言われます…(扱えてなかっただけ説)

一つだけ欠点を言うならば、曲がり易すぎてバンクセンサーが割とすぐに引っかかるので注意が必要です。タイヤを端まで使おうとすると擦ります。
車体の設計がいいのか6軸センサーがいい仕事してるのかは分かりませんが、とにかく曲がりやすくて楽しいバイクです。峠もバッチリ楽しめます!
※飛ばしすぎは危険なのでほどほどに!(笑)
最大3点パニアで脅威の積載力。
ご存じの方も多いと思いますが、Ninja1000は純正でサイドパニア、リアパニアと言った積載装備が発売されています。

純正サイドパニアはなんと別売りのキャリアなしでそのまま本体に取り付け可能!更に注文時にオーダーすればバイク本体と同じキーで開け閉め可能。ビビるくらい便利です。
ちなみに、“純正のサイドパニアとリアパニアは同時装着ができない”のですが、社外のキャリアを取り付ければ”3点パニアも可能です”
この社外キャリアは新型のNinja1000SXにも使えます。
3点パニアを装備したNinja1000はGSやアフリカツインのような大型アドベンチャーにも匹敵する旅バイクへと変貌します。
ロンツー、長距離ツーが好きな方にも自信をもってオススメできる一台です。
公式認定のタンデム性能も申し分なし。
続いて地味に気になる人も多いと思うのでタンデム性能について。
結論から言うとタンデム性能も抜群です。
僕は前述の通り嫁と四国を一周して関東に帰ってくるという長距離タンデムツーをしましたが、同乗者が居ても車体の重量バランスが良いのであまり不安定にならずトルクも低速からモリモリあるのでパワー不足もほぼ感じません。
更にリアサスの固さが工具不要でダイヤル調整できるので、二人乗りするときだけ固くすれば快適性も損ないません。
Kawasakiの公式プロモーションでも外国人カップルが楽しそうにタンデムしていますね、タンデムにも配慮した設計になっているKawasakiの漢らしさが滲み出る1台だと思います。笑

ただ、嫁はバイクの免許を持っておらず完全にバイク慣れしていないので、2~3時間乗っているとさすがに尻が痛くなると言っていました。
その為、四国に行った際は長距離に備えて「ゲルザブR」を使用しました。
お陰で無事にツーリングを終える事ができたので、バイク慣れしていない人とタンデムをする場合はゲルザブがあっても良いかもしれません。
ゲルザブには何種類かありますが運転席もタンデムシートも「R」でOKです。実際に装着するとこんな感じになります👇

当然キャンツーもOKです。
前述の積載の項目と少し被りますが、キャンプツーリングも余裕でこなせます。
バイクキャンプの鉄板ですがタナックスのキャンピングシートバッグを併用すれば、サイドパニアを使うまでもなくテントも寝袋もテーブルも椅子も全部積載可能です。

この時積んでいた装備を展開すると大体こんな感じ👇

寝袋やマット類、着替えに調味料などももちろんここに収納しています。繰り返しますがサイドパニア使ってません。
3点パニアにすれば恐らく所要期間1週間クラスの北海道キャンプなんかも悠々とこなせると思いますヨ!
Ninja1000のデメリット。
ここまで露骨にべた褒めしてきましたが、褒めてばかりもアレなのでデメリットも書いておきたいと思います。
大型慣れしていない場合は扱い辛いかもしれない。
1000㏄の中では取り回しはしやすいNinja1000ですが、一応240㎏ある大型ツアラーなので初めての大型バイクに選んだりすると手に余る部分はあるかもしれません。
重心もまとまっていてグラブバーも非常に持ちやすく、慣れてくるとこのクラスにしては扱い易い事がよくわかるのですがやはり重いは重いです。
燃費がちょっと悪い。
燃費は一番の弱点かもしれません。
リッターバイクの中では割と平均的かもしれませんが、20キロに届かない事がしばしばあります。
4気筒で140馬力の高出力車なので当然ですが、ハイオク仕様も相まって僕の自家用車のプリウスより燃費が悪いです。
ただ僕はエンジンにスラッジを溜めないために割とブン回す傾向があるので、控えめな運転をする方であればもう少し伸びる…かもしれません。要検証。
ギア比が低速に寄りすぎ
そして最後に、ギア比が低速に寄りすぎていて若干おかしいです。
ここが一番気に入らない点ですね。
4,5,6速の間が狭すぎて高速域でシフトチェンジがあまり意味を成しません。
高速道路で100キロ越えたら6速固定。みたいなイメージです。どこで4速使うの?
140馬力もあるのですから、5,6速はもう少し高速寄りのギア比に変更してくれても良いのにな。。。と密かに感じてます。なんなんだろう?
まとめ
割とがっつりインプレを書いてみましたが、いかがでしたでしょうか。
ちなみに書ききれませんでしたが、これだけ万能なのに新車価格130万弱というのも(SXになって150万くらいになっちゃいましたが)強みです。
(というかトラコンに6軸センサーも付いて140馬力でこの値段は安すぎない…?みんな買った方がいいですよ!)
これからももっともっと色々な所へ行って、更に愛着を深めていきたいと思います。
この記事を読んでNinja1000に興味を持ってくれる方が一人でも増えれば幸いです。
最後に乗り換えを検討している方のためにバイクを高く売る方法でも貼って締めたいと思います。
ということで今回は以上です!最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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